top of page

綾蝶

ワイド節を作った名コンビ、作詞に中村民郎氏、作曲は坪山豊氏。

島を離れ都会へと渡る若者を蝶に例え、「待っているからいつかまた帰っておいで」と投げかける唄。

奄美では、ハブラ(蝶や蛾)は逝った人の霊魂だと信じられているそうです。

島の人々は脱皮する力をもつ蝶の姿に再生し、永遠に生きたいという思いを託しました。

蝶への思いは、自然の中に神を見る観念に通じます

先祖の霊を敬い、五穀豊穣や子どもの成長を願い、島を離れる若者への愛情をも託します。

また、三角形は蝶をイメージした霊魂の象徴で、守護力を持つと考えられ

子どもの着物は三角布をつなぎ合わせて縫うか、三角布を背あてにしたそうです。

サンガツサンチ(三月三日)に作られる蓬餅も三角形にかたどって願いこめたそうです。

 

今回は三線と胡弓という二種類の「三」絃楽器で哀愁を帯びた旋律を奏でます。

Earth.Voice

©2022 Earth.Voice

bottom of page