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塩道長浜

 

喜界島の塩道長浜で起きた悲恋の唄。

馬使いのもりさとが、身分の高い美しい女性であったけさまつに恋をし、執拗に逢瀬を望んだ後、もりさとは 一度だけ けさまつに 塩道長浜で会うことが叶う。馬使いのもりさとは馬を連れて塩道長浜に。けさまつは馬が逃げてはいけないから、と馬の手綱をもりさとの脚に結びつけた。ぱっとその場で開いたけさまつの傘に驚き、浜に不慣れな馬は手綱がもりさとの足に繋がったまま塩道長浜を走り出し、もりさとは命を落とす。それ以来、塩道長浜には夜な夜な子どもや女性の泣き声が聞こえてくるという話がある。歌詞は、塩道長浜でけさまつが泣いていると唄われるが、おそらく自分を慕っていたもりさとに対する悔恨の思いから涙を流しているだと伝えられている。

 

​【歌詞】 

塩道長浜なんてぃ 童泣きしょしや

              うりや誰ちば 汗肌ぬ けさまつ

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